
1994年、Hi-Rise Recordingsより。5曲入りのマキシシングル。
S*M*A*S*Hは、ブリット・ポップ初期の93~94年ごろに登場したNWONW(ニュー・ウェイヴ・オブ・
ニュー・ウェイヴ)の1バンドとして見られていました。同期では、ElasticaやThese Animal Menなど。
それらの中でも一番パンクらしい音を出します。
政治的な歌詞などが、UK初期パンクを継承しているのですが、それが時代にそぐわなかったのか
アルバム1枚きりでいなくなってしまったのですが、このシングルは5曲とも捨て曲なしで、当時よく聴いた
お気に入りのシングルでした。特に2,3,4曲目が気に入っています。
この、「パンク・哀愁漂うメロディ・ザラザラした硬派な音」というのが、私の好みにドンピシャリなのです。
3人組っていうのもパンクらしくてさらに良い。
初期シングル“( I Want To) Kill Somebody”は、当時の政治家を名指しで批判したとかで放送禁止に
なったというエピソードもあり、ホントに70’s UKパンクをストレートに受け継いでいましたね。
★REAL SURREAL
★REVISITED NO3
1.REAL SURREAL
2.DRUGS AGAIN
3.REVISITED NO3
4.LADY LOVE YOUR CUNT
5.SHAME

1. Rods & Mockers
2. Do Nothing
3. Shake 'N' Black
4. I Can't Explain
5. Ecstacy
6. Reach Out (I'll Be There)
7. Hazy Shade of Winter
8. Do It Quick
9. City Baby Attacked by Rats
10. Bran Flakes
11. In Sickness & In Health
今日は、Snuffの2ndミニ・アルバムを。1990年リリース。
これ、当時日本盤が出てそれを買ったんですけど、なんとあの「演歌のテイチク」から出てたんですよ。
その頃テイチクの人でこのテの音が好きな人がいたのか、こっち系のインディーバンドをどんどん日本盤にしていて、"Shakin Street"というファンジンまで出してました。
このShakin' Street、密かに応援していたんですけどね~、その後どうなったのでしょう?
話はSnuffに戻して、このアルバムは、11曲あるけど17分しかなく、2曲を除いてすべてカバー曲。Specials、,The Who、,Simon & Garfunkel、G.B.H、などなど。
この、深く考えず(バカっぽく?)、あっという間に終わる疾走感こそまさに私の好きなパンクです。
特に、スナッフのオリジナルの5.Ecstacyは大好きな曲で、これをライブで聴きたいために初来日のライヴを観に行きました。
そのライヴ、新宿のアンティ・ノックで演ったんですけど、当時地味でマジメな学生だった私は(今も地味でマジメな中年ですが)、1人で地下のライブハウスに行くなんて怖くて怖くて、当日アンティ・ノックの前まで行ってみたら、いかにもPunksなお兄さん達がたむろしていて、新宿南口の公衆電話で(当時携帯はありませんでした)友達に「怖いよ~入れないよ~」と泣きの電話をしてしまいました。
が、なんとか中に入り、ダイヴの嵐のハチャメチャなライヴを緊張しながら体験する事ができました。私のライブハウス初体験が、スナッフでアンティ・ノックってのも、かなり自分の中でインパクトを残しました。
今聴くと、「若っ!!」って感じですが、あのライヴは楽しかったなー!!

初期UKパンクの一員、X-RAY SPEXのデビューアルバム、1978年リリース。
当時のパンクバンドにはめずらしい(あとはスージー&ザ・バンシーズぐらい?)、女性ヴォーカルのポーリー・スタイレンにおいては、あのジョニー・ロットンも認めたというのは有名な話。
そして、やはりパンクバンドにはめずらしくサックスが入ってます。
クレジットを見て驚いたのだけど、全曲ポーリーが書いてる!!
曲もポップ性があり、演奏もしっかりしてます。
ポーリーの歌唱力とその存在感は、かなりのものです。
ジャケットも、試験管にメンバーがカラフルな服装で入っていて、なかなかオシャレ。
裏ジャケの写真(このアルバムをプロデュースしている人が撮っている)を見る限り、当時のパンクバンドにしては上品な(?)メンバーのルックスで、ポーリーは歯の矯正をつけたままニッと笑ってます。
OH BONDAGE UP YOURS!は、パワフルで迫力あって、当時のパンクシーンを感じさせてくれる曲です。リアルタイムで観たかったなー!!

今日は、1973年にリリースされた、ニューヨーク・ドールズの1stアルバムです。
トッド・ラングレンがプロデュース。
私の中では、UKパンクといえばダムド、USパンクといえば、ラモーンズとニューヨーク・ドールズなのですね。(ドールズは、ルックスからグラム・ロックと言われていたけど)
バンド名からして素晴らしいけど、このジャケットは、ジャケ買いだけでも価値があると思うくらい、アヤシイ香りがプンプンで魅惑的!
ケバケバしい化粧にド派手な衣裳、このヒールが高く太いブーツ!
猥雑で毒々しさに満ちているますねー。
ジャケの雰囲気がそのまま音になっています。と思います。
1曲目のPERSONALITY CRISIS(人格の危機),人格も何もあったもんじゃありません。
2曲目LOOKING FOR A KISS、ブチュブチュ~音がダーティーです。
4曲目LONELY PLANET BOY、めずらしくバラード調ですねー。
個人的には、ジョニー・サンダースが曲作りしてるものが特に好み。
7.BAD GIRL , 11.JET BOYとか。
たった2枚のアルバム出して解散、とか、メンバーがドラッグ中毒やアルコール中毒とか、
泥酔で水死説とか、すべてこのバンドらしい感じがします。私生活もパンクでイメージにピッタリ。
ジョニー・サンダースのソロもよかったし、かっこいい!

今日は、UK初期パンクより、THE DAMNEDのファーストアルバムを。
UKパンク初のアルバムリリースで、数時間で録音というのは有名で、私にとっては「これぞUKパンク!」と思うアルバム。UKパンク御三家といわれた、ピストルズ、クラッシュ、ダムドの中でも、UKパンクのなかでもダムドが一番好き。
このジャケがまたピッタリ!ジャケがいたく気に入って、LPも買ってしばらく飾ってました。
UKパンク全盛期にリアルタイムで聴けなかったのが本当に残念。10代の終わり頃はパンクにはまって、THE EATERやX-RAY SPEXなんかも聴いてた。
吉祥寺のバウスシアターに”パンク・ロック・ムービー”のレイトショーを1人で観に行って、その後吉祥寺にあるクラブに直行、なんてのもしてたっけ。
アルバムの中身は、
1.Neat Neat Neat
5.Stab Your Back
8.Fish
9.See Her Tonite
11.So Messed Up
などはとにかく早い!いきおいでやってます!って感じ。
2.Fan Club
10.1 of the 2
はいくぶんメロディーありで、けっこう面白い。
なんといっても
7.New Rose
が一番好きで、このイントロが始まるとたんに「おっ!」って思う。
12.I Feel Alright
は、Stoogesのカバー。
持っているのは、87年にDemon RecordよりCD化されたもの。
けっこう「ダムドが一番好き」っていう人、多いと思うのだけど?