808 STATE "ex:el"
2.SPANISH HEART
3.LEO LEO
4.QMART
5.NEPHATITI
6.LIFT
7.OOOPS
8.EMPIRE
9.IN YER FACE
10.CUBIK
11.LAMBRUSCO COWBOY
12.TECHNO BELL
13.OLYMPIC
1991年、ZTTより。
90年代のマッドチェスター・ムーブメントを語る上ではずせないのが、この808STATEです。
ストーン・ローゼズなどはギターバンド側から出てきたのに対して、808はDJ/ハウス側からやってきた、というスタンスであり、テクノ、アシッド・ハウス、レイヴなどを、ロックサイドに広めたのは808、という感じです。
ここからXLやWARPなどのレーベルからテクノサウンドが大量に出て、プロディジーやT99、ケミカル・ブラザーズやアンダーワールドなどへ繋がっていったのではないでしょうか。
「テクノに関しちゃYMOとクラフトワークしか知りません」てな私でも、テクノ/ハウスに分かりやすく入っていけたのは、なんといっても808のおかげです。
このアルバムの、2.SPANISH HEARTにはニュー・オーダーのバーナード・サムナーが、4.QMARTと7.OOOPSには、シュガー・キューブス時代のビョークが参加しています。
ヒット曲満載なこのアルバムは、気に入っていて当時よく聴いてました。「テクノは鮮度が命」と勝手に思っている私でも、これはたまに聴きたくなるものです(もうずーっと聴いてませんでしたけど)。
特に9.IN YER FACEは、今日久々に聴いて、懐かしすぎて鳥肌が立っちゃいました。
このアルバムと、ほかにも808のアルバムが紙ジャケ仕様で再発されているらしく、ひょっとして初期ハウスが再評価されているのか、あの当時聴いていた我々世代が、「懐かしくて再発希望」しているのか?
さりとて、今808が来日してライブで踊れと言われても、もうキビシイかな・・・。