あの音をもういちど

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GIRL - "WASTED YOUTH"

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1982年、Jet Recordsより。

Girlの2ndアルバムであり、ラストアルバム。
このアルバムもバンド自体も、不運としか言いようのないものであったらしい。

Girlは、1978年にオランダのアムステルダムで、ジェリー・ラフィーとフィリップ・ルイスが
出会ったことから結成されたバンド。当時フィリップの恋人であった、元ボンドガールのグラマラス
女優ブリット・エクランドのコネクションで、Black Sabbathのマネージャーであった
ドン・アーデンのレーベル、Jet Recordsからデビュー。ギタリストに、現Def Leppardの
フィル・コリンが在籍していた。

NWOBHMの中でも個性的なファッションとルックスの良さから、日本では女子を中心にかなり
人気があったらしく、またUFOのサポートとして全英ツアー、1stアルバム“Sheer Greed”
発表後のアジアを含む日本公演の成功と、デビューはなかなか華やかであったが、セカンド・
アルバムのレコーディングから、レコード会社側のアメリカ市場を意識する思惑と、Girl側との
激しい対立により、結局アルバムは予定より1年も遅れて発表されることになる。
そして、このセカンドアルバム発表までのトラブル、マネージャーの力不足(最後にはジェリー・
ラフィー自らマネージメントをしていた)、Ozzy Osbourneとの全英ツアーの中止、フィル・
コリンのDef Leppardへの移籍と、不運が相次ぎ、結局この”Wasted Youth”を最後に解散して
しまう。
このWasted Youth制作時は、バンドは精神的にも身体的にもボロボロだったらしく、後に
フィリップが「あの状態の中ではよくできたアルバムだと思う」と語っていたらしい。

このアルバムは売り上げが不振だったらしく、私が初めて聴いたときも「?」だったが、
ベスト盤のほうで気に入ってよく聴く曲は、このWasted Youthに入っているものも多く、
改めてこのアルバムを聴いたらすごく良くて、いまではヘヴィロテで聴いている。
いまや、ルックスがどうのとか全然関係ナシに、とは言い切れないが(Girl時代のフィリップの
美形ぶりは本当にホレボレする)、とにかくGirlが大好きだ。はっきり言って、L.A.GunsやDef
Leppardよりかっこよくて古い感じがまったくしない曲ばかりだ。Girlの曲はイントロがめちゃ
くちゃかっこいいものが多い。フィル・コリンのギターの力量がストレートに伝わってくるし、
フィリップ・ルイスの歌は決してうまくはないが、歌い方や声に魅力があってとても惹きつける
ものを感じる。

不運続きゆえの短い活動と、たった2枚しかリリースされなかったアルバム、というのはとても
悔しいが、その「美人薄命」なところがまた私にとって魅力的なのかも。
ちなみに、私が特に好きな曲は、1.thru the twilight, 3.ice in the blood, 4.wasted youth,
8.19。You Tubeには、このアルバムからの曲はSweet KidsのOld Grey Whistle Testでの
動画しかないのがとても残念。

1.THRU THE TWILIGHT
2.OLD DOGS
3.ICE IN THE BLOOD
4.WASTED YOUTH
5.STANDARD ROMANCE
6.NICE ‘N’ NASTY
7.McKITTY’S BACK
8.19
9.OVERNIGHT ANGELS
10.SWEET KIDS

ここから余談。
今まで使っていたパソコンが、とうとうイカレてしまい、急遽新しいのを買ったのだが、
これがまさに「サクサク使える」ので、先代のパソコンでは見ることのできなかった、画像や動画がたくさんあるサイトなどを、ここぞとばかりに観まくっていた1週間でした。
先代のパソコンは、私にとっては2代目(2台目)のもので、初代のは型の古いものを安く買ったのだが、2代目は当時新しく出たモデルのものであり、なけなしのお金をはたいて買ったこともあって思い入れの深いパソコンであった。3年ぐらい前に修理に出したときにはすでにPC〇ポの店員さんに「いまどきこんな古いの使っている人いませんよ。わざわざ直すくらいなら、新しいのを買ったほうがいいですよ。」とさえ言われた代物である。まー立ち上がるのも遅いわ、ギーギーガーガー常にノイズを発するわ、動画は固まるわ画像の多いサイトやブログは開かないわで、それはそれは不便極まりないストレスをたくさん与えてくれたパソコンだった。しかしそのダメさ加減が自分に似ていて、妙に愛着があったので、腫れ物に触れるようにそーっと使っていた。最近はしょっちゅう落ちてしまい、ネットにつながらなくなりつつあったので、断腸の思いで新しいものに替えたのだが、世間一般のパソコンはこんなに使えるものなのか!いままでの不便さはいったいなんだったのか!と、便利さのありがたみをしみじみ噛みしめたのであった。そして、ときには不便な生活も必要なのだと改めて思うのでありました。
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by gazing | 2009-11-29 15:43 | hardrock/heavymetal

revolver - "baby's angry"

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1992年、CAROLINEより。

Revolverは、1990~1994年ごろまで活動していたUKバンド。このアルバムは、1st~3rdまでの
シングル集みたいなもの。
1stシングル”heaven sent an angel”は、インディーチャートでトップになったようです。

バンド側は、シューゲイザーとくくられるのを嫌っていたようだが(皆だいたい○○系として音楽性を
カテゴライズされるのを嫌うし、カテゴライズすること自体が間違っているのだろうけど、カテゴライズする
ほうが便利なこともあるのも事実)、メディアはシューゲイザー系として扱っていて、また聴く側もシューゲ
イザーバンドとして見ていたと思う。まあ91年以降は、「美メロ+ノイズギター」というのも当たり前の技法に
なってきたので、普通に「ギターバンド」なのでしょう。この”heaven ~”も、今聴いても普通にギターポップ
みたいだし。
でも、私自身しっかりこのバンドを”シューゲイザーバンド”だと思ってこのCDを買ったし聴いてました(笑)。

このコンピ集、華やかさはあまり無いが、美メロで良い曲が多いです。ストロベリー・スウィッチブレイドの
”since yesterday”もカヴァーしていて、ストロベリー・スウィッチブレイドのほうは彼女達のキャラの
イメージが強いが、こうしてRevolverのシンプルなカヴァーを聴くと、この曲がとても素晴らしい曲だと
再発見させてくれます。

ただ、何か足りないのか、シューゲイザー系の中でもあまり知名度がなく、ヴォーカルのMat Flint(彼が
ほとんどの曲を書いている)が言う「皆に愛されるような音楽をやりたい」という目標は達成されずに終わって
しまったようです。「ビートルズのような」というとてつもない目標に近いところまで行ったバンドは、最近だと
オアシスくらい?

★heaven sent an angel


1.venice
2.painting pictures
3.red all over
4.heaven sent an angel
5.drowing inside
6.molasses
7.cherish
8.since yesterday
9.don’t ever leave
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by gazing | 2009-11-22 17:56 | shoegazer

CATHERINE WHEEL - "FERMENT"

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1992年、fontanaより。

またまたシューゲイザーですね。Catherine Wheelは、ムーブメントよりちょっと遅れて出てきましたが、
このバンドも他とはまた違った雰囲気を持っていました。RideやLushが瑞々しい白昼夢的サウンドだった
のに対し、Catherine Wheelは暗くどこか恐怖心を煽る悪夢的サウンド、という感じでしょうか。
メンバーのルックスも、他のバンドは線の細く文学やアートの好きそうな美少年達だったけど、
こちらはその、なんというか、“濃い~”感じ?

このアルバムの中に入っているI Want To Touch Youのシングルを持っていまして、
このジャケットはフードを被った人の顔なのですが、これまた不気味。そして、この曲のPVが、なんとなく
怖いんですね。ヴォーカル兼ギターのRob Dickinson(ちょっとカルロス・ゴーン氏に似ている)が、手を
伸ばしながらI want to touch you~♪なんて歌うところなんかは「ひえ~!」って引いてしまいます。
ここに動画が貼れないのが残念。

ちなみにこのRob Dickinson、あのアイアン・メイデンのBruce Dickinsonのいとこだそうです!
顔、似てないな・・・、やっぱりRobはゴーン氏に見えてしまう(笑)。

なんだかCatherine Wheelのことあまり褒めてないようですが、暗くて怖い曲ばかりじゃないです。
Black MetallicやFlower To Hideなんかは叙情的ですし、暗い感じの曲もメロディが美しく
シューゲイザーを踏まえているので、私はわりとこのアルバムをよく聴いていました。


★Shallow

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by gazing | 2009-11-19 22:46 | shoegazer

スーパーカー - ”スリーアウトチェンジ”

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1998年、Sonyより。

スーパーカーって、シューゲイザーじゃないんだろうけど、これを聴いたときにシューゲイザーの香りが
したので、私は当時、勝手に「スーバーカーは日本のシューゲイザーバンド」と思ってました。90年代初頭の
シューゲイザームーブメントからだいぶ経って、久しぶりに美メロ轟音ギターを聴いたので、懐かしさもあり
よく聴いてました。

このアルバム、19曲も入ってるのに、どの曲も捨て曲ナシのツボにびしっとハマる作りで、これが青森出身の
19歳の少年少女が作ったアルバムかと思うと本当にビックリです。デビューアルバムにして高レベル。
「19歳」という、子供以上大人未満な若さが音にいい感じに表れていて、「自宅で録音しました」みたいな
音質もまたいい味出してます。

このアルバムを久しぶりに聴いて、個人的な感想としては「J&MCを下味に、調味料はギターポップと
シューゲイザー、そして曲ごとに隠し味にネオアコやオルタナなどをほんの少し使ってます」という感じです。
これで音質クリアでプロっぽく仕上げたらつまらなくなっちゃうだろうな。

いまや(当時も)私にはこのアルバムのような初々しさはありませんので、正直「若~い!」と思いましたが、
やっぱり好きだわこういう音。

★cream soda


1.cream soda
2.(Am I)cofusing me?
3.smart
4.DRIVE
5.Greenage
6.u
7.Autmatic wing
8.Lucky
9.333
10.TOP 10
11.My Way
12.Sea Girl
13.Happy talking
14.Trash & Lemmon
15.PLANET
16.Yes,
17.I need the sun
18.Hello
19.TRIP SKY
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by gazing | 2009-11-14 22:30 | rock

slowdive - "just for a day"

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シューゲイザーを語る上で重要なバンド、Slowdive。
MBVやRideなどとはまた違う、あの頃のシューゲイザー系の中でも1番優しく儚い音色を出していたと
思います。
メロディーはもちろん素晴らしく、レイチェルの静かなヴォーカルがさらに曲の美しさを際立たせています。
Slowdiveの曲は、「たゆたう」という言葉がイメージとしてぴったりではないでしょうか。
この”just for a day”はデビューアルバムで、初期はコクトー・ツインズに似ているといわれていましたが、
私はSarahレーベルにいたEternalというバンドに似た音を出しているな~と思っていました。
そしたら、やっぱりSlowdiveはEternalの”Sleep”という曲をカヴァーしてました。ちなみに、Eternalは
3曲入りの7インチを1枚出したきりのバンドで、暗いヴォーカルだけど気に入っていました。

このアルバムの中では、2.celia’s dreamと 6.wavesが好きな曲なのですが、3.catch the breezeは
2004年にリリースされたベスト盤のタイトルにもなっているので、この曲を張っておきます。
PVも美しいです。

★catch the breeze


1.spanish air
2.celia’s dream
3.cacth the breeze
4.ballad of sister sue
5.erik’s song
6.waves
7.brighter
8.the sadman
9.primal
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by gazing | 2009-11-12 22:18 | shoegazer

番外編 : best time in my life...

やった!しばらくYou Tubeから姿を消していたこれらのPVが、最近になって復活している!!
このころの他の曲のPVも同時に復活している!やっぱりシューゲイザーは永遠だわ。
ずっと待ってたよー!もう消えないで欲しい!
この3曲、今聴いてもホントに鳥肌が立つ。PVも、懐かしさにウットリ。
番外編が3回連続になっちゃうけど、これらを自分のブログに貼り付けないことには落ち着かん!

★My Bloody Valentine – “Soon”


★Chapterhouse – “Pearl”


★Ride – “Like A Daydream”

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by gazing | 2009-11-08 22:34 | shoegazer

番外編 : YMOとイモ欽トリオ

「君に胸キュン」と「ハイスクール・ララバイ」を自分のブログで取り上げるとは、思いもよらなかったな。
ちょっと体調悪くて壊れてるのかも(笑)。
それにしても、なんと懐かしい!!YMOは当時から注目していたのだが、いきなりこんな曲をベストテンで
やってて、子供心に動揺したものです。ついにこっち路線に音楽的方向性を変えたのか、単なるウケ狙いか、
小学生の私には見当がつきませんでした。そして、さらに打ちのめされたのが「ハイスクール・ララバイ」。
細野晴臣が欽どことコラボとは、私の中の「YMO像」とのギャップが激しく、幼い私は「???」でした。
しかし「君に胸キュン」、けっこう好きだったりする。カラオケで歌ったりもしました。
メロディがさすがYMO。テクノとオリエンタルとアイドルポップスの融合、って感じ?
このPVは初めて観たものですが、めちゃくちゃ笑える(爆)!ヘタなお笑いよりずっと面白い!
これぞ”キモ可愛い”の元祖。

★YMO“君に胸キュン”


うわ~、ザ・ベストテンだよ!久米宏と黒柳徹子だよ!懐かしすぎ!
「良い子悪い子普通の子」ってグループ名だと勝手に記憶してたけど、そういや歌のときはイモ欽トリオって
名前だったね。この曲も、YMOテイストが効いてます。

★イモ欽トリオ“ハイスクール・ララバイ”

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by gazing | 2009-11-07 17:23 | pops

番外編 : Louie Louie

Johnny ThundersのLouie Louieが聴きたくなって、でも持っているのはLPだし実家に置いてきたまま
だし・・・と、You Tubeを覗いてみたら、出るわ出るわLouie Louieのカヴァーが!
ということで、Louie Louie聴き比べというアホな企画をやってみました。けっこう私の好きなバンドが
カヴァーしているのです。私はずっとKingsmenがオリジナルだと思っていたのだが、実はRichard Berry
なる人が1955年に書いたものらしい。
MotorheadやBlack Flagまでカヴァーしているとは驚いた!
ちなみに私の好きなヴァージョンは、SonicsとMotorhead。

★Richard Berry


★The Kingsmen


★The Kinks


★The Sonics


★Motorhead


★MC5


★Iggy Pop


★Black Flag

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by gazing | 2009-11-03 23:13 | rock
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1日1枚!


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