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あの音をもういちど

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Elastica - "Elastica"




ブリット・ポップ全盛期に、デビュー前からゴシップネタで話題だった(Vo.が)バンドの、1995年発表の1stアルバム。

このバンドに必ずついてくる、「ヴォーカルのジャスティーン・フリッシュマンが、Suedeのブレッド・アンダーソンの元カノで、Blurのデーモン・アルバーンの現恋人(当時)」という話は、私も恥かしながら「そんな人ってどんな人?!」と写真を観たがった1人であります。初めてバンドの写真を観たとき、私はギターのドナ・マシューズが”その人”かと勘違いしてました。というのも、ドナのほうが可愛かったからです。

とにかくそんな話題もあり、いいタイミングでデビューしたので、アルバムセールスも全英1位、アメリカではゴールド・ディスク獲得と良かったようです。NWONWの一派と括られており、音的には、Wireに影響を受けた(というよりそのまんまな曲もあり、後にWireから訴えられ、バンド側もあっさり認めてお金を払ったとかなんとか)というパンク寄りで、フロントを固めるギター&ベースの3人が女性という珍しさと、黒ファッションに身を包んだスタイリッシュなルックスも人気を呼んでいました。

せっかく出だしは順調だったのに、その後のメンバーの薬物問題などで、メンバーチェンジを経て2ndアルバムを出すまでに5年もかかり、その5年の間にブリットポップも終焉していたため、2ndは散々な結果でバンドは解散となったようです。

最初は話題先行型で音楽的な評価は2の次で、私も「とりあえず買っとくか」という全然ファンじゃないリスナーでしたが、今あらためて聴くと、たしかにいろんなバンドの寄せ集め的サウンドだけど、最初のとっかかりはこれでいいじゃないかと思うし、バンドのルックスやセンスも良いし、これで薬物に溺れずメンバーチェンジもせずにすぐ2nd,3rdと出せていたら、もう少し良いバンドになっていたのではないかとちょっと残念です。

ところで、このバンドの話題はジャスティーンのことばかりなので、私はあえてこのバンドの黒1点の、ドラムのジャスティン・ウェルチについて触れたいと思います。
この人は、ジャスティーン・フリッシュマンと同じく初期Suedeのメンバーであり(つまりそこでジャスティーンとジャスティンは知り合ってElastica結成となったんだと思いますが)、そのSuedeとElasticaの間に、Spitfireのメンバーでもあったのです。
Spitfireと言えば!私の「売れなかったけど個人的に好きなバンド」のひとつであり、60'sガレージを彷彿とさせるようなルックスとサウンドは、今聴いてもかっこいいと思います。
Spitfire時代はロッカーズ的だったウェルチ氏、Elasticaでは髪もさっぱり切ってモッズ的なルックスになっていたので、同一人物だとはわかりませんでした。
Elastica後は、BlurやLilac Timeのメンバーとユニットを組んだりとどこかのバンドに属したりはしてないようで、最近では、2013年にSuedeの療養中のドラマーの代役でライヴに参加したそうです。

1.LINE UP
2.ANNIE
3.CONNECTION
4.CAR SONG
5.SMILE
6.HOLD ME NOW
7.S.O.F.T.
8.INDIAN SONG
9.BLUE
10.ALL-NIGHTER
11.WAKING UP
12.2:1
13.SEE THAT ANIMAL
14.STUTTER
15.NEVER HERE
16.VASELINE

☆STUTTER


☆CONNECTION













by gazing | 2014-10-16 11:22 | manchester/brit pop
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