あの音をもういちど

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PALE SAINTS "THE COMFORTS OF MADNESS"

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諸般の事情により、約半年間も更新せずにおりました。やれやれ。

さてさて、久々の「あの音をもう一度」第一弾は、「約20年ぶりに聴いて、こんなに素晴らしいアルバムだったのかと再発見」した、ペイル・セインツの1stです。1990年、4ADより。


タイトルは、「狂気のやすらぎ(ポール・セイヤー著)」から取ったようで、このアルバムが出た当時、この本も読みました。内容は、確か精神病の人の話だったと思います。

このアルバムは、そのタイトルにピッタリです。しかし、このアルバムが出た頃は私は10代の終わり頃で、そんなにこのアルバムを評価していませんでしたが、今聴いてみたらすごく素晴らしく、目からウロコが落ちるようでした。

曲の全体の流れが美しく、文学的で芸術的です。柔らかなメロディーの中にノイジーなギターが牙を剥き、Vo.のイアン・マスターズの声(ルックスも)が繊細で神経質でいかにも気難しそうなところが、曲やアルバムのイメージにまさにピッタリで完璧です。ジャケットも美しく、ネコなところが大好き。

この当時のインディーバンドのPVは、たいていお金をかけてなくバンドが演奏しているところを録ってるだけ、というものが多かったのですが、ペイル・セインツはPVもアートでした。”Time Thief(時間泥棒)”のPVなどは、まるでヒッチコックの映画のよう。

91年の川崎のチッタでのライヴを観に行きましたが、わりと空いていて観客のノリもイマイチな感じでした。
当時のシューゲイザー勢の中でペイル・セインツは異色で、同じ4ADのLushのようにポップでもなく、クリエイションのRideやMBVのようなキャッチーさもなく、非常に近寄りがたい雰囲気が日本ではあまりウケなかったのでしょうか?

1. Way the World Is
2. You Tear the World in Two
3. Sea of Sound
4. True Coming Dream
5. Little Hammer
6. Insubstantial
7. Deep Sleep for Steven
8. Language of Flowers
9. Fell from the Sun
10. Sight of You
11. Time Thief

4曲目のTrue Coming Dream と、11曲目の Time Thief は特に大好きな曲です。もう名曲。

バンドはその後、イアン・マスターズが脱退し、2ndアルバムの'In Ribbons'を出して、バンドも解散してしまったようです。この1stはもう廃盤になっているみたいですが、このアルバム持ってて良かったです。
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by gazing | 2009-05-17 15:51 | shoegazer
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1日1枚!


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